キャッシュメモリーでHDDの遅さを解消

通常、ハードディスク(HDD)には、ディスクとは別にキャッシュメモリーと呼ばれる高速なメモリーが付いています。このキャッシュメモリーは、HDDの高速化には欠かせないパーツであり、容量は製品によって多少の違いがありますが、だいたい2M〜32Mほどになっています。

 

そもそもHDDは、ディスクを高速に回転させて、その上をヘッドが動くことでデータを読み書きしています。ディスクの容量は数十GBと多いですが、その読み書きの速度は遅いのです。キャッシュメモリーは、容量こそ最大で32MBと小さいですが、ディスクと比較してデータの読み書きが非常に速いのです。

 

キャッシュメモリーに格納される主なデータは、ウィンドウズの基本的な動作に必要なシステムのファイルなど、頻繁に使用されるものであり、処理速度を速めることができるのです。キャッシュメモリーの仕組みと活用方法を理解して、HDDをもっと高速化してみましょう。

 

キャッシュメモリーの3つの機能

 

HDDに搭載されているキャッシュメモリーには、主に3種類あります。

 

読み込みキャッシュ

読み込みキャッシュは、キャッシュの中でも最も基本的な機能です。HDDのディスクからデータを読み出す際に、キャッシュメモリーにもデータを保存しておきます。次回以降に同じデータを読み出す場合、キャッシュメモリーから読み出すため、アクセスをより高速化することができます。

 

書き込みキャッシュ

ディスクへ書き込もうとしているデータを先にキャッシュメモリーに保存しておきます。ディスクは書き込みに時間がかかりますが、キャッシュメモリーは高速になります。パソコンのCPUは、データの書き込みが終わるのを待たずに、次の処理に移ることができるので、高速化を実現することができます。

 

先読みキャッシュ

HDDでは、ディスク上にあるデータはヘッドを動かして読み出していますが、時間がかかることもあります。目的のデータがヘッドの位置にくるまでは、読み込むことができず、この待ち時間を「回転待ち時間」といいます。

 

この待ち時間が長いとHDDの読み出しが遅くなってしまうので、先読みキャッシュでは、目的のデータを読み取る際に、次に配列されている複数のデータもまとめて読み出して、キャッシュに保存しています。

 

これでディスクが回転する時間を待たなくても、素早くキャッシュからデータを読み込むことができるようになります。

 

キャッシュ容量を拡大して高速化できるフリーソフト

 

HDD内でファイルをコピーする場合、キャッシュ容量を通常より多く確保することで、コピーにかかる時間を大幅に短縮することができます。

 

HDD内でファイルをコピーする際、ディスク上をヘッドが移動することでデータを読み書きしていますが、キャッシュの容量が小さいと、すべてのデータを一度で読み込むことができず、ヘッドが何度も移動を繰り返すことになります。このため、処理速度が遅くなってしまうのです。

 

そこで「高速コピーソフト」を使えば、メインメモリー上にキャッシュ容量を大きく確保することができます。これでヘッドが移動を繰り返す回数が減るため、コピーにかかる時間も短縮できるという訳です。

 

高速コピーソフトとして、「Fire File Copy(ファイアー・ファイル・コピー)」を使ってみましょう。

 

■Fire File Copy(ファイアー・ファイル・コピー)
作者 kitt 氏
ダウンロード→https://freesoft-100.com/review/fire-file-copy.php

 

使い方も簡単です。詳しくは、ダウンロード先のサイトに書いてありますが、大まかに説明していきます。

 

ZIP形式のファイルを入手したら、解凍します。すると、実行ファイル「FFC」が現れるので、ダブルクリックして起動させましょう。初めて使うときは「OK」ボタンを押して初期設定を行います。

 

続いて現れる「エクスプローラの右ドロップメニューを拡張しますか?」で「はい」を押し、「右クリックメニューを拡張しますか?」も「はい」を押します。これで設定は完了です。

 

ファイルを素早くコピーしたいときは、目的のファイルを選択後、右クリックして表示されるメニューから「Fire File Copy」を選んで実行しましょう。

 

 
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