ノートパソコンの内蔵HDDを交換してみよう

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パソコンを何年も使っていると、内臓するHDDの空き容量がどんどん少なくなってしまいます。HDDの空き容量が減ってくると、大容量のファイルが保存できなくなるばかりではありません。

 

十分な仮想メモリー領域が確保できなくなり、パソコンの動作が遅くなって、大きな負担をかけてしまいます。不要なファイルの削除などで、一時的に解決することはできますが、それでは根本的な解決法ではありません。

 

そこで、内蔵HDDを交換することによって、容量不足を解消し、パソコンの動作も速くすることができます。HDDの寿命は「5年」とも言われていますが、HDDの交換をしておけば、データを失うことも避けることができます。

 

ノートPCは「CD/DVD」か「外付けHDDケース」で引越し

 

HDDを交換した後に、Windowsを再インストールして、また1からいろいろなソフトをインストールし直すのは骨が折れる作業です。現在使っている使い慣れた環境(状態)を、丸ごと新しいHDDへ移行するのが楽でしょう。

 

1つ目の方法は、「CD/DVD」を使う方法です。まず、パソコンのデータをすべてCD-RやDVD-Rに書き込みます。次に、古いHDDと新しいHDDを交換します。そして、交換後にデータを書き戻します。

 

しかし、この方法だと、大容量のHDDのデータを移行する場合には向きません。メディアの枚数を多く用意する必要があり、バックアップ、復元ともにメディアの入れ替えが煩わしくなります。

 

そこで、おすすめする2つ目の方法は、HDDケースを利用する方法です。HDDケースに新しい内蔵HDDを入れて、USBでパソコンにつなぎます。データを外付けのHDDに丸ごと移行したら、HDDをパソコンから外してHDDに入れた新しいHDDと交換します。

 

HDDケースは2000円前後しますが、交換した後の古いHDDを入れれば、外付けHDDとしても活用できるので、無駄はありません。

HDDを交換する前に規格をチェック!

 

HDDを交換する前に、必ず確認しておきたい3つの項目があります。

 

HDDの形状

 

HDDには大きく分けて2種類のサイズがあります。デスクトップパソコンでは、3.5型が使われ、ノートパソコンでは一回り小さい2.5型があります。

 

3.5型の方が価格は安いですが、ノートパソコンには装着できないので、間違って購入しないようにしてください。また、一部のサブノートPCが採用している1.8型のHDDの場合は、個人で交換することは難しいので、メーカーや電器店などに相談すると良いでしょう。

 

左:3.5型  右:2.5型
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接続端子の規格

 

接続端子の規格がUltra(ウルトラ)ATASerial(シリアル)ATAか確認して規格に合ったHDDを買うようにしましょう。シリアルATAは2005年以降に発売されたパソコンで採用されていることが多いです。

 

OSと容量の関係

 

123GBを超えるHDDは、Windowsビスタやサービスパック1以降のXPパソコンでないと利用することができません。古いOSでは使用することができないので要注意です。

HDDの回転数をチェック!

上の3つの項目をチェックしたら、後は自分の好きなようにHDDを選びます。ただし、HDDの回転数によって転送速度や価格などが違ってくるため、よりコストパフォーマンスが高い製品を選ぶようにしましょう。

 

2.5型HDDには回転速度が3種類ある

 

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上記の表の通り、最もコストパフォーマンスが高いのは、5400回転/分のHDDです。なお、HDDの性能や価格は時とともにどんどん変化していっています。

 

HDD交換の詳しい手順は、パソコンのメーカーによってやや違いがあるので、webサイトやマニュアル、データ移行ソフトに付属している説明書などを参考にして、慎重に作業を進めてください。

 

 
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