インストールで困ったときは
新しく買ってきたソフトや、ネットからダウンロードしてきたフリーウェアなどをインストールしたとき、パソコンの動作が不安定になったりすることがあります。
このようなときは、まずそのソフトを削除(アンインストール)して再起動し、それでもダメなら、過去のある時点までさかのぼってシステムの状態を戻す「システムの復元」機能がWindowsには備えられているので、これを利用するのがいいでしょう。
問題のあるソフトウェアはまずアンインストールする
特定のソフトウェアをインストールしたのが原因でエラーが発生するようになったら、まずそのソフトウェアを削除するのが基本的な対処法です。このことを、「アンインストール」といいます。
アンインストールの方法は、小さなプログラムでは、実行ファイル(拡張子がexeのファイル)をごみ箱に移して削除するだけで済むものがありますが、大きなプログラムの場合はこうはいきません。
しかし、たいていは「アンインストーラ」というアンインストール専用のプログラムが付属しているので、これを必ず使用してプログラムを削除するようにしましょう。
なお、自分でプログラムを削除する場合は、「スタート」メニュー→「コントロールパネル」→「プログラムと機能」を選ぶと一覧が表示されますので、ここからアンインストールします。
OSの種類によっては、「コントロールパネル」の「プログラムの追加と削除」から同様に操作することができます。この一覧に表示されていないプログラムは、exeファイルを直接ごみ箱に捨てても問題はありません。
システムの復元機能を使ってみよう
アンインストールしてもまだパソコンの調子が悪いときは、レジストリの情報が元の状態に戻らなかった可能性が高いです。そこで、システムの復元機能を使ってパソコンを元の正常な状態に戻すことになります。
Windowsでは、重要なシステムの変更があった際には、「復元ポイント」が作られます。
復元ポイントが作られるタイミング
- Windows Updateのインストール時
- セキュリティ対策を行ったとき
- ハードウェアをインストールしたとき
- ソフトウェアをインストールしたとき
- インターネットや電子メールの設定時
- Windowsのサービスパックを導入したとき
なお、初期設定では、24時間に1回、自動的に復元ポイントが作成されるようになっています。
システムの復元機能を使ってみる
1.「スタート」→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「システムツール」→「システムの復元」を選択します。
2.{システムファイルと設定を復元します}という画面で、{推奨される復元}か{別の復元ポイントを選択する}を選んで、{次へ}を押します。
3.{推奨される復元}を選んだ場合には、{完了}ボタンを押して終了です。
4.{別の復元ポイントを選択する}を選んだ場合には、システムを戻したい時点の復元ポイントを選択して{次へ}進みます。
復元ポイントの時点までパソコンの状態を戻しても、ユーザーが作成したファイルやメールの情報は削除されることはありません。システムの復元機能は安心して使うことができます。
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