重要なデータを盗み見られる危険がある
個人用のパソコンを友人同士で貸し借りするケースはよくみられます。「ちょっとだけ使わせて」と頼まれることも多いでしょう。
しかし、「知らない人に貸すわけではないからまあ安心」と思っていると、予期せぬトラブルに発展することもあるのです。
まず、貸した相手には、どのファイルやフォルダが重要なデータであるかが分かりません。ファイルの名前から他人がそれを判断することはできないでしょう。
そのため、不要なデータと勘違いして削除したり、上書きしてしまう危険があります。誤って重要なファイルを削除をしてしまい、デスクトップのゴミ箱に入っていたというパターンもあります。
また、メールソフトに入っているメールも簡単に見られてしまいます。なかにはプライバシーに関わるものも含まれているでしょう。
このように、重要なデータや見られたくない情報が盗み見られる危険があります。そのことを頭に入れておきましょう。
重要な設定が勝手に変更されていたケース
パソコンを貸した相手がパソコンに詳しい人であれば、自分の使いやすいように様々な設定を変更してしまうことも考えられます。
デスクトップの画像やスクリーンセーバーなどの変更であればすぐに直せるのですが、次のような場合だと元に戻すのにも苦労してしまいます。
変更されると困る重要な設定
- インターネット、メールの接続設定の変更
- アプリケーションソフトを勝手にインストールされる
- 日本語IMEをカスタマイズされる
- コントロールパネルの設定を変更される など..
また、怪しいサイトにアクセスしていた結果、ウイルスに感染していたというケースも少なからずあります。
このような事が起こらないように、パソコンを貸す際には相手によく注意を与えて伝えておきましょう。自分が借りる側になった場合は、パソコンを貸してくれた人を困らせないように使用していかなければなりません。
万が一のときのために、パソコンに保存している重要なデータは、外部HDDやUSBメモリなどにバックアップを取っておくと安心できます。
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