クッキー(Cookie)とは?
Webサイトにアクセスすると、自分が訪問した回数や前回のアクセス日時などの情報が表示されていることがあります。
これは「クッキー(Cookie)」という技術によるものです。クッキーといっても、もちろん食べ物ではありません。
クッキー機能を利用しているときに、パソコンからWebサイトにアクセスすると、「はじめまして」と表示するページの情報と「Set-Cookie:」という現在時刻を付けたクッキーを送ってきます。
それを受け取ったパソコンは、ハードディスクにクッキー情報を保管してWebページを表示しています。
パソコン内の情報がページに反映される
次に同じサイトにアクセスするときに、ブラウザソフトはアクセス先のクッキーがHDDにあることを確認して、この情報を「Cookie:」というヘッダを付けてサイト側に送信します。
サイトでは以前に送ったクッキーが戻ってきたことを確認して、ページに反映させます。これを繰り返してサイトの表示を行っているのです。
サイト側が個人情報をもっているのではなく、自分のパソコン内のHDDのクッキー情報を読み取っていただけです。
ネットショッピングで便利なクッキー
クッキーの便利さが身に分かるのがネットショッピングを利用するときです。初めて利用するときは、住所や氏名、電話番号、送り先などさまざまな個人情報を入力しなければなりません。
しかし、2度目以降の買い物では、クッキーの機能によって情報がすでに入力された状態にあります。再び同じ情報を入力する手間が省けるのです。
しかし、入力しなくても個人情報が記載されているというのは、悪用される危険性もあることを意味します。
第三者が勝手に注文をしたり、個人情報を知らない間に見られている可能性もあります。
クッキー機能は便利な反面、プライバシーの漏洩も考えられます。プライバシーを最優先する場合は、設定を変更してクッキーをすべて拒否しましょう。
クッキーを拒否設定する方法
1.エクスプローラーの「ツール」→「インターネットオプション」を選択しダイヤログを開きます。
2.「プライバシー」タブを開いて、スライダをいちばん上に動かして「すべてのCookieをブロック」に設定します。これですべてのクッキーを拒否することができます。
また、同じ画面の「詳細設定」ボタンで、利用するサイトごとにクッキーを許可するように設定することもできます。
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