プロキシサーバーとは?
インターネットを使っているとよく「プロキシ」や「プロキシサーバー」という言葉を耳にします。
知らない人にとっては、まったく「?」ですが、いろいろなところで利用されているので、意味だけでも押さえておくとよいでしょう。
プロキシとは「Proxy」と書き、”代理”という意味をもっています。自分のパソコンに変わってWebサイトにアクセスしてくれるサーバーのことです。このプロキシサーバーの技術でさまざまな役割を果たすことができます。
1つめの役割は、内部と外部のネットワークをつなぐことです。外部からの不正アクセス防止には、ファイアウォールというシステムを使いますが、これではインターネットへの接続ができなくなってしまいます。そこでプロキシサーバーで代理でアクセスすればセキュリティも守られます。
2つ目の役割がキャッシュ機能です。一回アクセスしたサイトがキャッシュとしてプロキシサーバー側に残ると、再びユーザーがアクセスしたときには早く表示することができます。アクセスのスピードをはかることができるので、プロバイダなどではプロキシサーバーを設置して、キャッシュ機能を高めています。
現在は匿名のアクセスを目的に利用されるケースが多い
プロキシサーバーは、現在では自分の身元を隠すために使われる場合が多くなっています。自分のパソコンの代わりにネット上の情報を得てくるので、こちらのIPアドレスを知られなくて済むのです。このようなプロキシを特に「匿名プロキシ」と呼ぶことがあります。
このプロキシサーバーを使って、ネット上の掲示板に身元を隠して書き込むことができますが、最近ではチャット部屋などで荒らしや自作自演をする行為も頻発しているために、プロキシサーバー経由での書き込みは拒否されているケースもあります。
また、プロキシサーバーにアクセスした記録は残ってしまうので、完璧に匿名性を目指すことはできません。
なお、プロキシはプロクシとも呼ばれるため、ここからもじって「プロ串」、「串をさす」などという書き込みもよくみられます。
セキュリティ強化のためにプロキシサーバーを設定
Internet Explorerではプロキシサーバーの設定ができます。セキュリティをより強化したいという人は、設定をしておくとよいと思います。
1.「ツール」メニュー→「インターネットオプション」を選択。
2.続くダイヤログで「接続」タブをクリックします。「ローカルエリアネットワーク(LAN)の設定」の横にある「LANの設定」ボタンをクリックします。
3.続くダイヤログの「LANにプロキシサーバーを使用する」にチェックマークを入れて、使用するプロキシサーバーのアドレスとポート番号を入力して最後に「OK」ボタンを押します。
もし手動で設定する場合は、「詳細設定」を押して設定しましょう。
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