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落雷による雷サージからパソコンを守る

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落雷が多い季節になると、家電製品、特にパソコンの故障に気をつけなければなりません。といっても、雷が直撃しなければ大丈夫というものではありません。「雷サージ」への対策が重要です。

 

雷サージとは、落雷によって、一時的に電力線に大きな電流(サージ)が流れる現象のことをいいます。この大きな電流が、通信回線や電話回線などを通じて家の中に進入してくると、家電製品に大きな影響を与える可能性があります。

 

なかでも、半導体を多く使っている精密機器のパソコンは、故障につながるおそれがあります。そのときに作業中であれば、大切なデータも失われてしまうかもしれません。

 

また、インターネットに接続するためのモデムは、雷サージの影響を真っ先に受けることが多いため、パソコンよりも壊れやすいとされています。しばらくの間インターネットに接続できなくなることも考えられます。

 

雷が鳴ったときは、データを保存してシャットダウンする

 

雷の音が聞こえたら、そのまま作業を続けずに、以下の手順を踏みましょう。

 

  1. 作業を一時中断して、必要なデータは保存します。
  2. データの保存が終わったら、パソコンをシャットダウンしてください。「休止状態」や「スタンバイ」にするのではなく、シャットダウンして完全に電源を切ってください。
  3. シャットダウンの確認後、周辺機器の電源を切って、それぞれの電源ケーブルをコンセントから抜きます。
  4. 他にも、ルータやモデムにつながっている通信回線のケーブル、TVチューナー搭載のパソコンにつながっているアンテナケーブルもすべてモジュラージャックやコネクタからはずします。

 

雷が完全に鳴り止んだら、ケーブルを元の状態に戻しましょう。なお、パソコンが起動できなかったり、アクセスランプなどが正常に点灯しなかったりする場合には、製品メーカーのサポートに問い合わせてみてください。

パソコンの停電対策も万全にしておこう

落雷の影響でもう一つ心配されるのが「停電」です。パソコンなどの精密機器では、一瞬の停電でも命取りになることがあります。

 

作業中であればそのデータが消失したり、ハードディスクへのアクセス中に停電が来ると、ディスクを破損してシステムに不具合を生じることもあります。

 

このようなトラブルを防ぐためには、こまめなデータの保存とバックアップが必要ですが、さらに有効なのがUPS(無停電電源装置)の導入です。UPSは、コンセントとパソコンの間にはさんで接続することで、突然の停電が起こってもバックアップ用のバッテリが起動して、数分間は影響を受けずにそのままパソコンが使用できるのです。

 

UPSは雷サージ対策をしている製品も多くあります。UPSを選ぶ際は、バックアップの時間、給電容量などを見て自分に適したものを購入しましょう。

 

 
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